Marvelous Designerのアバターに自動変換機能を試してみた

Marvelous Designer
Share to..

Marvelous Designer 2024の新機能であるアバターに自動変換を試してみました。

メニューの「アバター」から「アバターに自動変換」を選択して実行すると、下図のような画面が表示されます。

アバターにz同変換ダイアログ

「基本」の「Original File」の部分で元となる他のソフトで作成したアバターを指定します。

その後、「Gender」で参照するMarvelous Designerのデフォルトアバターを指定します。「Converting Option」はRigや手足の

調整を自動にするか手動にするかで、変換後のアバターが少し変なら手動にした方がいいです。

その下の「Converted Type」では3種類の変換方法から選びます。複数選択も可。

その下は出力先の指定。

とりあえず、以下のアバターを使って検証してみることに。まずは自動でやってみた。

カスタムアバター

(1) MD Skin Style

これはMarvelous Designerに付属されているデフォルトアバターをカスタムアバターの体型に変換します。

実行すると、デフォルトアバターが縦や横にカスタムアバターのサイズに合わせるようにあっちこっちに引き伸ばされ、少しグロいかも。

これはこれで見応えが?

変換中

実行結果が下図の中央のやつ。これってフュージョンじゃん! でも、首のところが変になっている。カスタムアバターの顎の部分が効いているみたい。

なんかカスタムアバターをデフォルトアバターに変換とは想像していたのと違くて、

カスタムアバターの体型に合うようにデフォルトアバターの体型を変更してから、それで衣装を作成すれば、カスタムアバターにも着せられる衣装制作ができるという使い方らしい。

MD Skin Style実行結果

(2) Rigging Only

これはカスタムアバターのRigをデフォルトアバターのRigに変換するもの。

実行した結果は以下の通り。

まず、Before。

元のRigの状態

After。

変換後のRigの状態

確かにRigaが変換された。ただし、手の部分が微妙にずれていた。が、Marvelous Designerの場合、手の部分は手袋を作るときしか使わないから問題ない。

だから、最初の変換設定ウィンドウに「Exclude hands and feet」という項目があったのかと納得した。

手の部分の結果

ところで、インポートしたカスタムアバターのRigは元のままでも使えるのに、これに変換する意味は場面はどういうときか考えつつ、次を試してみた。

(3) Size Editable

これはカスタムアバターの外観を維持したまま、デフォルトアバターの形状にして、アバターのサイズを変更可能にするもの。

実行結果は以下の通り。

Size Editable実行結果

ムキムキマッチョがただのおっさんになった。手と顎の部分に破綻が見られた。

これも「Exclude hands and feet」で除外する必要があるアバターだったということか。

なお、アバターのサイズ変更は「アバター編集」で行うことができ、これはいいのでは!と思った。

その他いろいろ試す。まずは女性デフォルトアバターを指定してみた

その結果は以下の通り。

女性を変換してみた。

やっぱりフュージョンw

子供のデフォルトアバターを指定してみた

その結果。

子供を変換してみた。

なんか、成長して青年になってしまった。 これって育成ソフトかw

Convert Typeを複数選んでみた

複数のTypeを指定した

その結果は、以下のように複数のアバター(ここでは2体)が生成された。

こんな感じで他にもいろいろ試して遊んでいた。