Avatar SDKという人の正面写真からアバター用のモデルを自動生成するツールがあります。
これを弄ってみて、いろいろ比較した結果をまとめてみました。
ちなみに月に50体までは無料で使わせてもらえます。料金設定は以下の通り。
このサービスはWebとスマホから使うことができます。私はWebからやってみました。最初の画面で「Try WebGL Demo」をクリックして始めます。
既にサンプルの写真があるけど、試行なのでこちらで用意した写真で試しました。
右下の「Browse an Image」または「Enter image URL」ボタンを押してアップロード。そして、「Generate Avatar」で実行。
最初にやったのは西洋人の顔。なかなかいい感じに出来てます。正面から見た絵はほぼ同じ。
この画面では顔の表情、髪型も変えられます。下図は髪型を変えてみたところ。
これをダウンロードしました。Obj形式でダウンロードできます。それをBlenderにインポートしました。髪の毛に黒い部分ができているのは、マテリアル設定の透過設定がなされていないだけなので、後でマテリアル設定を変えておきました。
髪の毛の部分はメッシュがつながっていないので、別オブジェクトにして顔のメッシュを確認してみました(Smoothもかけてます)。
ちなみに目玉と口の中も別オブジェクトとして作られています。
四角ポリゴンに変換。小鼻辺りがちょっと汚い。
ソリッドモードで表示。う~ん、これで提出したら怒られるやつだ。スカルプト初期段階のような粗さ。
ちなみにテクスチャはこんな感じのがObjファイルと一緒に出力されます。顔の部分が怖い!
髪の毛のマテリアルを修正して、レンダーモードで表示したところ。メッシュの酷さはテクスチャで完全にカバーされている・・。
あれだね、岩でも食べ物でもローポリオブジェクトに写真を貼り込むとやたらリアルに見える効果ってやつだ。
こうして見ると、オリジナルの写真とは別人だけど、これはこれでいいかも。肖像権侵害にならなさそうだし。
次に、2次元キャラでやってみましたが、エラーでした。顔と認識してくれない模様。次元が違うんだね、次元が。
次に、東洋系(日本人)のモデルさんの写真で試してみました。
これもBlenderに持っていきました。
ソリッドにして、先ほどの西洋人と並べてみました。左が日本人。眉間、鼻辺り、顎辺りが違っていますね。このツールはベースとしている頭部のモデルがあって、写真の解析結果で押し込んだり、引き出したりしている感じですね。
それにしても全然可愛くない!
このメッシュがテクスチャを貼ると以下のようになる。まさにテクスチャ・マジック!!
もう一人試してみました。エライザ様です。似てるような似てないような似てない。でも、こういう人いるよね、絶対。
このソリッドは以下の通り。全然かわいくない! なんだこれはー。骨格は東洋系っぽくなっているが・・・、これが、上のようになるなんて・・・、化けてます。
使ってみた感想は、有料の某Headなんちゃらというソフトで試したときより、簡単にそれなりのものが出来上がったので、用途次第では十分に使えると思いました。写真とは微妙に別人になるので、肖像権もクリア! インポートしたら、スカルプトで少し変えるなどすると、短時間にいろいろな顔ができるので効率が良いかも。ただ、モデリングに拘る場合は無理。なお、私は現在、スカルプトで可愛かったり、綺麗な女性のモデリングを素早く作る修行をしているので、このツールは使わないかな。作ることが楽しいので。
これはこれで、こういうことが出来るツールがあるということを知れて良かったです。