【バージョン2.79b用】
このアドオンはオブジェクトが登録されているレイヤーに関係なく、独自のレイヤー(みたいなグループでもないもの)を設定することができます。 いろいろなオブジェクトが入り乱れ、レイヤーやグループ分けを使用していても足りない人に良いかと。
追記:昨日、記事を投稿したばかりですが、アップデートがありました。GUIが変更になったので更新しました。
★入手方法
Blenderフォーラムのこちらのスレッド(アドオン作者:VincentGさん)にて。
[GARD]
★使い方
オブジェクトモード時にツールシェルフに「Display Layers」というパネルが表示されます。ここでDisplay Layerを追加して、それぞれのレイヤーにオブジェクトをアサイン、表示の切り替え等を行います。
右側のボタンは、
「+」・・・新しいDisplay Layerを追加。
「-」・・・選択しているDisplay Layerを削除。
「△」・・・スロット上の選択しているDisplay Layerを上に移動。
「▽」・・・スロット上の選択しているDisplay Layerを下に移動。
「+」・・・3D View上で選択しているオブジェクトを、現在選択しているDisplay Layerに追加登録。
「-」・・・3D View上で選択しているオブジェクトを、現在選択しているDisplay Layerから削除。
「矢印」・・・選択しているDisplay Layerに設定しているオブジェクトを全て選択。
「×」・・・スロット内のDisplay Layerを全て削除。
スロット内のボタンは、
「目玉」・・・3D View上の表示/非表示
「カメラ」・・・レンダリングのオン/オフ
「丸柄」・・・3D View上の表示をWireにする
「鍵」・・・ロックのオン/オフ
例えば、Layer Managementで以下のようにオブジェクトが2つのレイヤーに分けられているとき。
各色ごとにDisplay Layerを以下のように分けて登録したり、異なるレイヤーに属するSuzanneとCubeを同じDisplay Layerに登録したりできます。
(この画像は旧バージョンのものです)
ただし、上図の最後の「Red & Green」を追加し、赤のスザンヌと緑のCubeをこのDisplay Layerに登録すると、その前までに登録していた設定は解除されてしまいます。
つまり、赤のスザンヌは最初、Redというレイヤーに登録していましたが、「Red & Green」を登録したら「Red」からは解除されます。この辺は注意です。
★感想
シーン内にたくさんのオブジェクトがあって、それを用途ごとに表示したり、非表示にしたり、レンダリングオンしたり、オフにしたりという操作を行う人で、かつ、Layer Management機能とGroup機能を併用してもまだ足りない人向けです。
私もLayer Managementで分けていても、Group機能でのレンダリングに含める含めないで、Outliner上を行ったり来たりすることがあるので、このアドオンはその手間を減らしてくれるのかなと思います。
★バージョン情報
この記事を書いたときのバージョン;
Blender:2.76b
アドオン:0.1.2