【バージョン2.79b用】
このアドオンの名前を聞いて、すぐ分かる人もいると思うけど、そう、あのHDR Light Studioを真似て作られたBlender Light Studio。どういうものかというと、プロダクト用のCGって光沢の位置とか重要なんだけど、例えば、IBLで光源の位置が描かれたHDRテクスチャを使うと、光源の位置調整がめんどくさい。でも、これを使うと光源の位置を最終的な画面でリアルタイムに合わせられるので非常に楽。そういうことができます。
下図は試している時の図。
2016/7/26:バージョン 2.1になったので、画面の更新、追加機能の説明を追加。
2016/11/1:バージョン2.3.0になってた。Blender2.78に対応。3D Edit機能が追加された。入手方法にインストールの注意、使い方のところに3D Editについて少し追記。
2017/2/9:バージョン2.3.4になってた。ProfileのExport/Import機能、テクスチャへのパスがなくなったときの修正ボタンが追加。それとBugfix。
2017/6/3:いつの間にかバージョン2.3.7になっていた。Change Logに書いてない・・。ただ、オブジェクト選択が変になるのが解決された。
[GARD]
★入手方法
作者さんのgithubからダウンロード。右の緑のボタンからZipファイルをダウンロードし、展開したら、中にあるbuildフォルダのZipファイルをインストールする。
★使い方
作者さん作成の動画で分かると思いますが、以下に基本的な流れを書いておきます。
①ツール・シェルフに「Light Studio」タブが追加されるのでクリック。
②「Create Light Studio」ボタンを押す。
③「Prepare Layout」ボタンを押す。押すと、3D Viewが2分割されLight Studio用のエディタが現れる。
④「Add Light」ボタンでライトが追加され、Light Studio用エディタ部分で位置(「G」キー)や大きさ(「S」キー)、回転(「R」キー)を調整する。なお、オブジェクトが見える元の3D Viewの表示モードはRenderedにしておく。
ライトを選択し、ツール・シェルフの「Light Studio」タブでライトのプロパティを調整できる。そこにあるサムネイルからライトに貼り付ける予め用意されたテクスチャも選択することができる。
作者さんの動画↓
3D Editはライトを追加すると、パネルに「3D Edit」ボタンが表示されます。ボタンを押すとエディットモードに入り、オブジェクトをクリックすると、クリックした面にライトが当たるようにライトの位置が変更されます。その他にはライトに対し、3D View(Light Studioで作られたViewではない方)上で「G」、「R」、「S」が使えます。
★感想
HDR Light Studioと同じだ。使いやすいし。プロダクトCG作りには欠かせないだろうなぁ~。まだ開発中とのこと。実はこれ、以前(2014/10頃)は「Blight Studio」という名前だったんだけど、まだ開発中のようなので、また変わるかもしれません。
ライトに貼り付けるテクスチャが選べるようになったし、ライトのプロパティも細かく設定できて、一段と使いやすくなった。
★バージョン情報
この記事を書いたときのバージョン;
Blender:2.78c
アドオン:2.3.7