【バージョン2.79b用】
以前にも距離を測るアドオンがありましたが、使いにくくて使っていなかったのですが、このアドオンは使いやすいです。ただ、用途としてはBlenderでCADのようにシーンや製品をモデリングする際に使うのではなく、作ったモデルの寸法を表示して何かの資料に使うといった感じになるかと思います(使ってもいいけど)。
バージョンが1.3になり、角度の表示ができるようになりました。それに、メッシュの変更がエディットモード中にリアルタイムに更新されるようになりました。
バージョンが1.4.1になりました。1.4では、EdgeやFaceを選択した状態でも寸法表示をさせることができるようになりました。それと、全消去ボタン、角度の°の表示、距離計算の軸を指定できる機能も追加されてます。
バージョン1.6.7からはBlender2.78の標準アドオンとして付いてきます。
機能は、以下の通りです。
- Vertex 間の距離を表示。
- ラベル表示可。
- オブジェクト間の距離表示。
- 原点からの距離表示。
- 線や文字の色、大きさの変更可(一括/個別共に可)。
- 表示単位の選択。
- 角度を表示。
- 距離計算の軸指定。
バージョンが1.5になりました。そして、更にツールが強力になってます。新機能は以下の通り。詳細は動画参照。
– New: 表示寸法がレンダリング画像に表示できる。
– New: アーチ型の寸法(半径、角度、長さ)が表示できる。
– New: 指定したグループ内の寸法の合計を求められる。
– New: 面積の合計を求められる。
– New: 矢印のカスタマイズ。
– New: オブジェクト中心から選択した頂点までの寸法を軸毎に表示できる。
– New: ”|”で表示テキストの改行ができる。
– New: 注釈用のテキストを追加できる(オブジェクトモード時)
– New: 指定した軸方向での寸法を表示できる。
-後はバグFixやUIの変更。
[GARD]
★入手方法
2016/9/5 Blender2.78からは標準アドオンとして付いてきます。
作者であるAntonioyaさんのこちらのGithubから。
Blenderフォーラムにもスレッドがあります。
★使い方
Antonioyaさんが作成した動画で分かると思います。
バージョン1.3の動画
バージョン1.4の動画
バージョン1.5の動画
少し補足するならば、操作はツール・シェルフにMeasureitのタブが新たに表示されるので、そのタブにあるパネルで操作します。最初に「Show」ボタンを押します。このアドオンは一度設定した内容をBlendファイルに一緒に保存してくれるので、再立ち上げしたときは、このボタンを押すことで再表示させることができます。
★感想
邪魔にならないのがいい。表示/非表示の切替も出来るので邪魔にならないし、線とかのカスタマイズもできる。仕事で寸法を示した図を他の人に見せたり、資料に寸法を示した図を使うことがあるので使えそう(私的には)。レンダリングすると寸法は表示されませんが、3D View上でのRenderedモードで表示するときは寸法表示が残ります。こんな感じ(動画にもあるけど)。
それに寸法を表示した後に、モデルの寸法を変更しても自動的に更新してくれるのでいい。
なお、バージョン1.2にアップデートされ、表示単位を1つに統一することが出来るようになりました。つまり、前バージョンではEdgeの長さによりmになったり、cmになったりという具合でした(上のgif図のように。この図はバージョン1.1のときのもののため)。これが指定した単位でのみ表示できるようになったわけです。単位の選択は、下図に示す右上の部分で選択します。
また、同パネルにあるOverrideで一括して表示寸法の色などを変更できるようになりました。
ますます良くなってます。
★バージョン情報
この記事を書いたときのバージョン;
Blender:2.75
アドオン:1.5