【バージョン2.79b用】
このアドオンはOpen Street Mapからのデータをインポートすることができるもの。Open Street Mapとは、個人ベースのコミュニティで作られた地図データで、クレジットを表記すれば自由に使えます。地図データ(ODbLライセンス。ライセンスについてはこちら)。公式サイトはこちら。
(2016/11/7)バージョン1.2.0の内容に更新。
★アドオンの入手
こちらのGitHubのページにあるIstallationのところのio_import_osm.pyのリンクから。
[GARD]
★使い方
まず、OSMデータの入手については、OSMの公式地図サイトに行き、ダウンロードしたい地域を表示したら、画面上部の「エクスポート」ボタンを押します。左側に表示された「ドラッグして別の領域を選択」をクリックし、エクスポートしたい部分を地図上でドラッグします。
最後に左側の「エクスポート」ボタンを押して、データをエクスポートします。
Blenderでアドオンを有効にしたら、「File」→「Import」→「OpenStreetMap(.osm)」をクリック。
左下に表示されているオプションを指定して.osmファイルを読み込みます。
「Import buildings」は、元のosmデータに建物の高さ情報があるときは、その情報で読み込んだオブジェクトの高さを設定します。高さ情報がないときは、下のDefault heightの高さ(単位:m)で設定されます。
「Import roads and paths」は、道路などをインポートします。
「Import as a single mesh」は、全てのオブジェクトを1つのオブジェクトとしてインポートします。
★感想
市街地の制作に便利。建物の高さ情報のない地域(田舎なんだが)は自分で建物の高さを調整しないといけない。屋上はフラットになっているので自分で作成する必要があります。
また、インポートしたオブジェクトにはroofとwallの2種類のマテリアルが設定されていますが、下図のように正しくない位置に設定されているので、マテリアル/テクスチャは自分で設定する必要があります(下図の黄色はwallという名のマテリアルで、roofは下面に設定されている)。
★その他
この記事を書いたときの各バージョン:
Blenderバージョン:2.78a
Addonバージョン:1.2.0