【バージョン2.79b用】
BoolToolというアドオンがリリースされたので触ってみた。
このアドオンはBooleanの操作を簡単にするもの。
2014/6/3 BoolToolの次バージョンである0.2がリリースしたので、少し追記。
2016/5/26 バージョン0.3がリリースされたので追記(Meta-Androctoさんが引き継いだようです)。
2016/9/5 Blender 2.78からは標準のアドオンとして付いてくることになりました。
★入手方法
Blender 2.78からは標準のアドオンとして付いてくることになりました。
それまでは、以下の開発者のGitHubから入手できていました。開いたら、「Raw」ボタンを押す。
★操作方法
Ver.0.3の操作は基本的に0.2と同じですが、以下の機能が追加されてます。
- SliceとSubtractが追加
SliceはHard OpsアドオンのSplit、SpeedflowアドオンのReverse Booleanと同じで、筋切り。
SubtractはDifferenceした後のBool Objectを残す。
- 「Ctrl」+「Shift」+「B」キーでメニュー表示
- Bool Objectの表示/非表示
- User Preferencesにショートカット一覧を掲載
以下のVer.0.2の使い方を説明する動画も上記追加機能以外のところでは有効です。
私が試したときの図は以下の通り。
バージョン0.2での更新内容は以下の通り。
★感想
このアドオンはBooleanモディファイアの一連の操作、つまり、モディファイア適用、オブジェクトの指定、Booleanモードの指定、Applyボタンを押す、参照していたオブジェクトの削除という操作が、2つのオブジェクト選択、BoolToolからBooleanのモードを選択、BoolToolのApplyボタンを押すという3ステップで完了することができる(ショートカットキーで更に短縮可)。また、その操作感覚って、あの有償CGソフトみたい。
上図のエディットモードにしたときの図を見れば分かるように、Apply後のメッシュはNゴンになる。また、この状態のままでSubdivision Surfaceを適用すると悲惨な状態になるので工夫が必要。
Subdivision Surfaceを使わないで滑らかな曲面を作るには、参照するオブジェクトのポリゴン数を細かくしてやればいいけど、それだけ仕上がったオブジェクトもポリゴン数が多くなるのでメモリとのトレードオフが必要。何をどうモデリングするか次第かなという感じ。でも、お勧めかな。
Ver.0.3になって、ショートカットキーでメニューが表示されるのがいい。これまで「Ctrl」+テンキーの「-」という遠すぎだろな状態だったので。しかし、Hard OpsアドオンとかSpeedFlowアドオンを持っている場合、それは解決できているので・・・・。
とにかく、2年以上も更新がなかったけど、使いまくりなアドオンの更新がされるようになって良かった。
★その他
この記事を書いたときの各バージョン:
Blenderバージョン:2.77a
Addonバージョン:0.3
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