【バージョン2.79b用】
このアドオンはBlenderのレイヤー機能を拡張するもので、以下の機能がある。
その中でもレイヤーに名前を設定できるのは、複雑なシーンや多くのオブジェクトがあるとき、これでカテゴリ分けした内容が把握しやすくなるので便利。
(主な機能)
・レイヤーに名前を付けられる。
・レイヤー単位でレイヤー内にあるオブジェクトの一括選択(選択、ロック)ができる。
・レイヤー単位で表示をソリッド、ワイヤーフレームに一括切替ができる。
・レイヤーの複数選択がワンクリック。
・レイヤーを更にグループ分けして、一括で表示/非表示、ロック操作できる。
(補足)この機能はBlenderに標準装備されました。
★入手方法
バージョン 2.72からは標準装備。
[GARD]
★操作方法
アドオンを有効にすると、3D Viewで「T」キーを押し、ツールシェルフの「Layer」タブに「Layer Management」パネルと「Layer Groups」パネルが表示される。
「Layer Management」パネルは、パネル上部のボタンや「Option」が有効のときに表示される右側の操作ボタンで操作する。レイヤーの名前の変更は直接テキストボックスにて変更。
- Classic・・・有効にすると、Shiftキーを押しながらでないとレイヤーの複数選択できない。無効のままにしておくと、複数選択がワンクリックだけになる。
- Index・・・インデックス番号表示
- Options・・・レイヤーに対し選択、ロック、選択中のオブジェクトのレイヤー移動を操作するボタンを表示。
- Hide Empty・・・オブジェクトのないレイヤーをLayer Managementパネルに表示しない。
下のレイヤーリストの部分は左から、
- 目のボタン・・・レイヤーの表示/非表示
- レイヤー名
- 矢印ボタン・・・レイヤー内のオブジェクトの一括選択
- 鍵ボタン・・・レイヤー内のオブジェクトの一括ロック
- 丸ボタン・・・選択しているオブジェクトをこの部分を押したレイヤーに移動させる。
- チェックの丸ボタン・・・レイヤー内のオブジェクト表示をソリッドまたはワイヤーフレームに切り替える。
「Layer Groups」パネルは、「+」ボタンを押すとグループが追加され、パネル下部のマスを選択して、このグループに属するレイヤーを選択する。一括操作は、右側にある鍵ボタンでロック、目ボタンで表示/非表示。グループの削除は「-」ボタン。
★感想
オブジェクトが大量にあったときに、表示切替や選択などを既存レイヤー機能でやると、どこにどのオブジェクトを置いたのか覚えておくか、Blenderのテキストエディタを表示してメモしておく必要があるが、このアドオンによりレイヤーの名前が書けるので、そのようなことがなくなっていい。また、これにアウトライナーと組み合わせることで、複雑で多数のオブジェクトがあるシーンでも整理しやすくなる(2、3つのレイヤーしか使わない人には向いてないかも)。
★その他
この記事を書いたときの各バージョン:
Blenderバージョン:2.72
Addonバージョン:1.5