【バージョン2.79b用】
このアドオンは、ArmatureのBoneの回転モード(Pose Modeの時)を一括して全Boneを、または選択したBoneのみを変更するためのものです。
デフォルトでは、Boneの回転モードはクォータニオン(Quaternion)に設定されていますが、これだと回転角が把握できない(脳内変換できる人間がいたら別)。そのため、角度を把握できるようにするためにオイラー角(Euler Angle)を使います。
オイラー角は回す軸の順番で最終的な方向が変わります。 たとえば、X-Y-Zとか、Y-X-Zとか、Z-X-Zとかその業界、目的により様々あります(X-Y-Zがメジャーかな?)。オイラー角はメリットもあれば、デメリットもあります(ジンバルロックとか)。
(2016/11/9)パネルの表示位置を追記。
★入手方法
[GARD]
★使い方
まず、Pose Modeでの回転モードについて補足しておくと。このアドオンを使わないで回転モードを変更するには、Boneを選択した後、3D View上にマウスがある状態で「N」キーを押し、表示された3D Viewのプロパティの中から「Transform」パネルの「Rotation:」部分にあるRotation Modeを変更します。または、Boneを選択した状態で、プロパティ・エディターのBoneタブに表示された「Transform」パネルで行います。この設定はBone1つ1つについて行う必要があるので面倒です。
このアドオンを使うと一括変更することができます。ArmatureのPose Modeの状態で、ツールシェルフの「Misc」タブに表示された「Change Bone’s Rotation Mode」パネルにおいて、「Rotation Mode」に変更したいモードを選択し、「Change Rotation Mode」ボタンを押せば一括変更することができます。
もし、一部のBoneだけ変更したいときは、そのBoneを選択し、パネルの「Selected Bones」にチェックを入れた状態で上記の変更操作を行います。
★感想
Boneが多いときに、Boneの回転モードを一括で変更できるのは便利。3D View上での操作で回転を設定する場合は、クォータニオンのままでも振付けに支障はないですが、数値入力で何度動かしたいというときにオイラー角を使います(あるいは何度回転したか確認するためのときも)。
★その他
この記事を書いたときの各バージョン:
Blenderバージョン:2.78a
Addonバージョン:0.1.1