【バージョン2.79b用】
簡単にターンテーブルの動きをカメラに設定するアドオン。これまでターンテーブルを設定するときは、円形にカメラを沿わせてペアレントし、中心に配置したオブジェクトにTarget Toコンストレイントを設定していたのが、簡単にできます。
(2016/11/12)バージョン0.2.4の内容に記事を更新。パネルの表示位置は「Misc」タブになる。
★入手先
Githubにアップロードされている。
URL: https://github.com/Antonioya/blender/tree/master/turnaround_camera
なお、Blenderフォーラムのスレッドはこちら。
[GARD]
★使い方
カメラの位置を最初に設定して、対象オブジェクトを選択する。
ツール・シェルフの「Misc」タブにある「Turnaround Camera」パネルで「Turnaround」ボタンを押せば完了。
「ALT」+「A」キーや再生ボタンをプレビューすると、回転設定がなされていることが分かる。簡単!
「Turnaround」ボタンを押す前にパネルの各プロパティ設定を行うことで、回転動作に対しいろいろ設定することができます。
なお、回転の中心になるのは、ボタンを押すときに選択しているオブジェクト。「Use cursor position」にチェックが入っているときは、3Dカーソルが中心になります。
あとは、回転するカメラの指定、回転の開始フレーム/終了フレームの設定、回転数、回転方向。
「Back and Forward」にチェックを入れると、回転時間の中間から回転が逆回転するようになります。
「Lens Effect」では「None」の場合は回転のみ、「Dolly zoom」のときはそのとき設定した焦点距離の範囲でズームがかかる。「Dolly zoom B/F」はズームにBack and Forwardの効果となる。
「Create track constraint」にチェックを入れると、カメラにConstraintの「Track to」をつけます。
作者さんの作った動画はこちら。
★感想
よくあるオブジェクトの周りを回転させて見せる動画が簡単に作れます。
ただし、アドオンを実行した後に、フライモードで視点を変えようとしたら、対象オブジェクトまで連動して動いてしまった。これはカメラの動きが選択したオブジェクトの中央に作成されたEmptyオブジェクトに連動しているため。つまり、このEmptyオブジェクトにパネルで指定した回転の動きが設定されるわけなので、繰り返し「Turnaround」ボタンを押すと、Emptyオブジェクトが複数作成されてしまう。
★その他
本記事を書いたときの各バージョン:
Blenderバージョン:2.78a
Addonバージョン:0.2.4