【概要】
以前のバージョンでブログに書いた作業時間を計測するアドオンが、Blender 2.8でも動くようになりました。
このアドオンは、保存したフォルダ内のBlendファイルを起動している時間を計測します。たとえば、ある案件のBlendファイルを「Project A」というフォルダに入れて置いたら、そのフォルダ内のBlnedファイルを開いている延べ時間が記録されます。下層のフォルダも含まれます。
●本記事を書いたときのバージョンなど:
Blender :2.8β(2019/2/10版)
アドオン:0.2.0
作者:Jakub Uhlik
【入手方法】
Blenderartistsフォーラムのスレッドはこちら。
[GARD]
【使い方】
プロジェクト(案件)ごとのフォルダにBlendファイルを保存します。そのBlendファイルを開き、アドオンの設定画面で「Tracking Enabled」にすると計測を開始します。基本的にはCSVファイルに出力されるので、「Open CSV」で記録結果を確認できます。
また、「Show Summary」にチェックを入れると、その下に経過時間が表示されます。このとき表示されるのは保存したフォルダ単位です。
「Clear Data」で記録を消すことができます。
※Show Summaryの表示はリアルタイムではないので、しばらく更新されるのをしばらく待つ必要があります。
「Tracking Enabled」にチェックが入っている間に開いたBlendファイルがあるフォルダが計測対象になります。したがって、「Tracking Enabled」を有効にしたまま「Save Preferences」で設定を保存した後、このアドオンの設定を忘れると計測対象(フォルダが違うもの)がどんどん増えるので注意です。分かっていて、やっているなら問題ないですが。
単に「Tracking Enabled」のチェックをオン/オフするだけなら、ユーザー設定画面を開かなくても、3Dビューのサイドバーの「ビュー」の中に「Time Tracker」タブが追加されているので、ここで設定できます。