【概要】
自分でアドオンを作っているとBlenderに標準装備されているアイコンを使いたいことがあります。Pythonコードからアイコンを呼び出すには、アイコンに割り当てられている名前を知る必要がありますが、このアドオンを使うとその名前をBlender上で簡単に確認することができます。
●本記事を書いたときのバージョンなど:
Blender :2.80β(1/31版)
アドオン:1.4.0
作者:roaoao
【入手方法】
Blenderに標準装備されてます。
[GARD]
【使い方】
アドオンを有効にします。操作は2か所で行うことができます。
●Icon Viewerで閲覧する方法
アドオンを有効にすると、アドオンの設定の所が以下のように表示が変わります。
この「Icon Viewer」ボタンをクリックすると、アイコンのビューアーが立ち上がります。
表示されているアイコンをクリックすると、右上にその名前が表示されるので、これをコピーしてアドオンのPythonコードに使います。
●Scriptingエディタで閲覧する方法
上記の方法だと、ユーザー設定ウィンドウを表示していないと使えません。Blenderでアドオンを作る場合はScriptingエディタを使っていると思います(2.8では上部のワークスペース「Scripting」を使うと良いかと)。
そのエディタの「ビュー」メニューから「Toggle Sidebar」を選択して、サイドバーを表示させます。Icon Viwererアドオンを有効にしていると、「Misc」タブが追加されているので、これをクリックします。
表示されたアイコンをクリックすると、Blenderのウィンドウの一番下に表示されているナビゲーションのところに、以下のようにメッセージが表示されます。この時点で名前がクリップボードにコピーされているので、後はPythonコードにペーストするだけです。
※2019/1/31時点ではBlenderのシステムコンソールを表示すると、以下のようにエラーメッセージが生成され続けています。なので、使わないときは無効にしておいた方が良いでしょう(他の不具合時のメッセージが消されてしまうため)。これも、そのうち修正されているかもしれません。
なお、これに限らずアドオンは正常に動いているように見えてもシステムコンソールを見るとエラーを吐き出していることがあるので、導入時はコンソールをチェックすることをお勧めします。