【概要】
このアドオンはカメラのリストを3Dビューにポップアップで表示して、そこからアクティブカメラの変更あるいは選択ができるアドオンです。
複雑なシーンやオブジェクトが大量にあるシーンを扱うとき、Outlinerの中から選ぼうにもスクロールダウン(アップ)してカメラを見つけるとか、3Dビュー内でもオブジェクトが重なり合っている中でカメラを選択するにもダイレクトにできなく、何回かクリックが必要になるときがあります。そういったときにカメラへのアクセスがすっきりします。
(2019/2/11更新)バージョンアップして、カメラオブジェクト操作に関するボタンが追加されました。
(2019/2/22更新)バージョンアップして、サイドパネルにも表示できるようになりました。
(2019/3/18更新)バージョンアップ。カメラをタイムラインにマーカー登録できるようになりました。これにより、アニメーション時のカメラの切り換えができます。
●本記事を書いたときのバージョンなど:
Blender :Blender 2.8β(2019/3/18版)(Blender2.8動作確認済み)
アドオン:1.4.1
作者:Ryxx
【入手方法】
BlenderartistsフォーラムのこちらのスレッドにあるGitHubへのリンクから。
[GARD]
【使い方】
アドオンを有効にしたら、3Dビュー上で「Alt」+「C」キーを押すと、シーン内にあるカメラのリストが表示されます。
上部のボタンは上から、
- カメラビューのオン/オフ
- 選択しているものをアクティブカメラに設定するボタン
- 選択しているカメラを現在のビューの表示位置の視野になるように移動してアクティブにするボタン
- 現在のビューの視野になる位置に新しいカメラを追加して、アクティブにするボタン
下半分は、表示されたポップアップにリストされたカメラ名を選択すると、そのカメラのカメラビューに視点を変更します。
カメラ名の右側にある三角矢印(傾いている方)をクリックすると、そのカメラを選択します。
その右側の三角ボタンは、現在のフレームに選択しているカメラをマーカーとして設定します。
マーカーを設定することで、アニメーション時に複数のカメラを切り換えることができます。
更に右側にはそのカメラを削除するボタンがあります。
上部のボタンはリストの表示形式の選択で、「Alpabetically」はアルファベット順、「By Collections」はコレクション毎に仕分けした形でリストします。
また、アドオンの設定画面で「side_panel」にチェックを入れると、サイドパネルの「ビュー」タブにもこのアドオンのパネルを表示することができます。