Blender入門#33:アニメーションの基本2

トランスフォーム Blender
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前回のアニメーションでは、「I」キーにより移動、回転、拡大縮小に対するキーフレームを設定することでアニメーションを作ることができました。このとき設定した移動、回転、拡大縮小は「トランスフォーム(Transform)」というプロパティに属しています。
トミー君を選択した状態で、3Dビュー上で「N」キーを押し、表示された「トランスフォーム」パネル(一番上にあります)、またはプロパティ・エディターの「オブジェクト」タブを開き、そこにも「トランスフォーム」パネルがあります。ここで数値的に選択しているオブジェクトの移動、回転、拡大縮小が表示されます。

トランスフォーム

 

[GARD]

 

上図のようにプロパティが黄色になっています。黄色になっていない場合は、キーフレームを設定したフレームに移動してください(例:1フレーム目)。この黄色はこのプロパティにキーフレームが設定されていることを示しています。

つまり、キーフレームを設定できるのは、3Dビュー上で「I」キーを押したときに表示されるものだけではありません。プロパティにキーフレームを設定する方法は、

プロパティ上にマウスカーソルを重ね、「I」キーを押します。

ちなみに、現在のフレームをキーフレームが設定されていないフレームに移動すると、プロパティの表示が黄色ではなく、黄緑色になります。これはこのプロパティにはキーフレームが設定されていますが、現在のフレームではないことを示しています。

キーフレーム設定

 

試しに以下の手順で他のプロパティにキーフレームを設定してみましょう。

Step 1

プロパティ・エディターの「マテリアル」タブを開きます。マテリアルのスロットの2番目にあるpantsを選択します。

マテリアル選択

 

Step 2

「ディフューズ」パネルのカラーボックスの部分にマウスカーソルを合わせ、「I」キーを押します。すると、黄色の縁取りが現れます。これで設定したことが分かります。

キーフレーム設定

 

Step 3

現在のフレームを25フレーム目にします。そして、ディフューズカラーを緑色にしてから「I」キーを押します。

キーフレーム設定-緑

 

Step 4

現在のフレームを75フレーム目にします。そして、ディフューズカラーを赤色にしてから「I」キーを押します。

キーフレーム設定-赤

 

Step 5

テクスチャのプロパティにもキーフレームを設定してみましょう。マテリアル・スロットの一番上にある上着のマテリアルを選択します。

上着マテリアルの選択

 

Step 6

プロパティ・エディターの「テクスチャ」タブを開き、表示されたスロットの2番目のテクスチャ(バンプマップの)を選択します。

テクスチャ選択

 

Step 7

現在のフレームを25フレーム目にします。そして、「影響」パネルの「ノーマル」にマウスカーソルを重ねて「I」キーを押します。

影響パネルの設定

 

Step 8

現在のフレームを60フレーム目にし、「ノーマル」の値を0にします。そして、そのまま、マウスカーソルが重なった状態で、「I」キーでキーフレームを設定します。

ノーマル値変更後

 

Step 9

現在のフレームを90フレーム目にし、「ノーマル」の値を1にします。そして、「I」キーでキーフレームを設定します。

ノーマル設定

 

Step 10

これでレンダリングすると、以下のようにディフューズカラーが変化し、上着の凹凸具体を変化させるアニメーションが出来ます。