ファイル操作関連としてアペンドとリンクについて記事を公開しようと思いましたが、その説明の中でグループ化を使った方法があるので、先にグループ化のやり方について説明します。
Blenderもオブジェクトをグループ化することができます。オブジェクトが沢山あるシーンや、データのやり取りの時にグループ化していると扱いやすいです。ここではグループ化のやり方だけ説明します。
1.グループの作成
①オブジェクトを1つ選択します。
②プロパティ・エディターの「オブジェクト」タブをクリックして、「グループ」パネルにある「+」ボタンを押します。または、ショートカットキーの「Ctrl」+「G」キーを押します。
ここで注意ですが、オブジェクトを複数個同時に選択した状態で「+」ボタンを押しても、最後に選択したアクティブ・オブジェクトにしかグループが設定されません。しかし、複数のオブジェクトを選択した状態で、「Ctrl」+「G」キーを使うと、選択している全てのオブジェクトに対し同じグループを設定することができます。
グループ化すると、オブジェクトが緑色に囲まれます。これがグループ化されてますよーという印です。
③「グループ」パネルには、新しく追加されたパネルが追加されています。このパネルのテキストボックスでグループの名前を入力します。Blenderではオブジェクトに対し、いくつでも異なるグループに属するようにグループを追加設定することができます。グループに登録した数だけ、「グループ」パネルにグループのボックスが追加されていきます。そのため、複数のグループを使うときは名前をきちんとつけた方が良いです。下図では”A Group”と変えました。
2.グループへの追加
①現在、設定されているグループに新しくオブジェクトを追加するには、新しいオブジェクトを選択した状態で「グループ」パネルにある「グループに追加(Add to Group)」ボタンを押します。既にグループが複数個設定されている場合は、グループの一覧が表示されるので、その中から登録したいグループを選択することで、そのグループに追加されます。
②違った方法でもグループにも追加することができます。グループに新たに追加したいオブジェクトを選択してから、既にグループに属している他のオブジェクトを「Shift」キーを押しながら選択します。そして、「Shift」+「Ctrl」+「G」キーを押します。すると、グループ名が表示されるので、それをクリックすることで追加されます。既にグループに属している他のオブジェクトが複数のグループに属している場合には、リストが表示されるので、その中から選択します。
3.グループからの削除
「グループ」パネルに表示されているグループの「X」部分をクリックすることで、そのグループから除かれます。ショートカットキーは「Ctrl」+「ALT」+「G」キーです。